日本初寄付金で建てられたスタジアム
吹田スタジアムは日本のサッカースタジアム建設のモデルケースになっている。
野々村芳和社長(コンサドーレ札幌の社長)が語るサッカー専用スタジアム① pic.twitter.com/0HFjWdsLtn
— ガンババカ野郎→クルピガンバ! (@gambabakayaro) 2018年1月16日
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日本初の税金が入っていないサッカースタジアム。
寄付金と助成金だけで建設されたスタジアムだ。
今後50年、ガンバ大阪が吹田スタジアムの指定管理者となり、維持できなくなれば解体するという契約まで結んでいる。
上のVTRのリポーターが言っていた「市立とついているが税金は入っていない」という部分。
そうなのだ。税金は一切入っていない。
それなのに吹田市は「市立」という名称をつけたがった。
当時のガンバ大阪社長の野呂氏も苦渋の決断で受け入れた。
寄付させていただくという立場なので受け入れるしかなかったのだ。
じゃあ、寄付しなければよかったのでは?
よく固定資産税を払わなくて済むからスタジアムを寄付したんでしょう?という声があるが、それは間違っている。
スタジアムを吹田市に寄付するという前提がないと、スタジアム建設のための募金団体を設立することができなかったのだ。
セレッソはいつもガンバのマネをする
このスタジアムが完成した当時、2ちゃんねるではセレッソサポーターが寄付金でできたから「カンパ大阪」と揶揄されていた。
しかし、セレッソはキンチョウスタジアム改修ではガンバのマネをして寄付金を募っている。
そしてスタジアムの長期の指定管理者になってキンチョウスタジアムを管理していくのもガンバの手法を参考にしている。
セレッソはいつもガンバの成功を見てから真似をする。
さかのぼれば、Jリーグ開幕のころからだった。
私は大阪市民である。大阪市をホームタウンとしているJリーグクラブはセレッソ大阪だ。
では、なぜ私がセレッソサポーターではないのか。それはJリーグが始まった年、大阪いや関西にはガンバ大阪しかJリーグクラブがなかったのだ。
1993年にJリーグが開幕したが、その頃はセレッソ大阪などというクラブはなかった。
あったのは兵庫県・尼崎を本拠に置くヤンマーディーゼルサッカークラブだ。
ガンバ大阪がなければ、1995年までJリーグクラブが大阪、いや関西に存在しなかったのである。
ガンバ大阪がなければ、1993年にJリーグが開幕し、大ブームが起こっているのに関西のサッカーファンは蚊帳の外になるところだったのである。
ヤンマーがJリーグ参入を決めたのも大ブームになったJリーグ1年目のシーズンが終わってからである。
そう。ガンバ大阪は常に大阪、そして関西のサッカーを引っ張ってきた。
去年は非常に寂しい結果に終わったが、今年は逆襲を期待している。